こんにちはわかめです。
今回は、エレコムから発売されている多ボタンワイヤレスマウス「M-DC01MBBK」を購入したので徹底的にレビューしていきます。
まず結論から言うと、ボタン数が多くとても便利で使い心地自体は悪くないものの、ビルドクオリティを始めとして各所詰めが甘く残念な仕上がりのマウスだなと感じました。
購入の経緯
MacBookPro購入にあたって、作業用に1つ多機能なワイヤレスマウスを買おうと考えていました。
ここ最近はLogicoolのものばっかり買ってきたので、久しぶりにELECOMの製品を買おうと思い購入したワケです。
良かった点・悪かった点については後述します。
製品仕様
製品仕様を見ていきます。(引用元:ELECOM公式サイト)

電池は2.4GHz接続で最大322時間、Bluetoothで256時間の使用が可能、と書かれていますが、使ってみた感じ実際はカタログスペックよりかなり短いかもしれません。
開封

付属品は至ってシンプル
単三乾電池
マニュアル
レシーバー
外観チェック
外観をチェックしていきます。今回は同社から発売されているベストセラーマウス「EX-G」と比較します
どちらも全体的に同じようなサイズ感で形も似ているようですが、細かいところを見ると相違点が多々あり、なぜ持ち心地に特化したEX-Gに似た形にしなかったのか甚だ疑問。
形状的にはLogicool Performance MX/M950が1番近いでしょう。
俯瞰

右側面、左側面手前は出っ張りがやや控えめな印象。これにより筐体の細さが増し、フィット感がやや得られにくくなっています。
ホイール下部には高速スクロール切り替えスイッチがあります。正直もう少し上に配置して欲しかったところ。いちいちここまで人差し指を伸ばすのは大変です。
正面
ホイールはEX-Gより太く、本体の傾きに合わせた角度になっていて安心感のあるしっかりした形になっています。
側面斜め後ろ
上面シェルと左側面シェルの間には金属っぽい質感のパーツが使われていて、EX-Gよりはるかに高級感があります。指紋なり皮脂汚れもそこまで目立ちません。
表面素材に違いあり【EX-Gの方が好みかも】
上面シェルの素材はザラザラしたプラスチックでできています。
EX-Gと同じ素材かなと思っていたのですが、触り心地も見た目も若干粗めな素材のようです。M-DC01MBBKの表面素材になったところで特段高級感等が出ているわけでは無いので、EX-Gの表面のようなサラサラする素材でも良かったかなと思います。
手前側


この画角だと相違点が見やすいと思います。個人的に感じたのはサイドボタンの高さが少し気になりました。
M-DC01MBBKは左側面の窪みが深いのですが、フィット感に長ける形状のEX-GはM-DC01MBBKほど深く作られていません。
底面
底面はこんな感じ。
センサーがかなり上にあること以外は至って普通でしょう。センサーが底面上部に位置している点が少し使いにくいかもしれません。良かった点悪かった点で詳しく後述します。
良かった点・悪かった点
良かった点
多ボタンマウスにしては格安
このマウス、最上位センサーにチルトホイール、側面5ボタン、高速スクロールなど様々な機能がついてなんと6,000円。
機能を詰め込んだ割には同価格帯より安く販売されています。
Bluetoothと2.4GHzに両対応
Bluetoothと2.4GHz(レシーバーを挿すだけ)の2通りの接続方法が使えるので、
MacでBluetooth、WindowsではUSBレシーバーを挿して2.4GHz接続、と言うような便利ななことが可能です。
2つのデバイスを簡単切り替え
スイッチをカチッと切り替えるだけで2つのデバイスを切り替えることができます。実際に使用しましたが特に待機時間や不具合なくしっかり動作しています。
EX-G未満の持ち心地だが自然で持ちやすい
同社から発売されている人気マウス「握りの極み(EX-G)」シリーズと比較すると、持ち心地は握りの極みシリーズに軍配が上がります。そもそも握りの極みシリーズは持ち心地に特化しているマウスなので、このマウスと同じ土俵に立たせていいのか疑問ですが…。
しかしながらこのマウスも手首の角度が自然になるように設計されていて、親指部分のくぼみが深すぎる気もしますが別に持ち心地が悪いと言う訳ではありません。
悪かった点
ELECOMのソフトの作りが微妙

これが毎回出てきてOK押さないと機能が使えない↑
Mac版のソフトについてですが、Macをスリープから解除する度にマウスの選択を迫られるのが少しストレスです。
選択しないとショートカットなどの機能が使えないようで、やはりLogicool Optionsより完成度が低いかなと感じました。
ちなみにWindows版のソフトも微妙。カーソル速度についてですが、Windows版ELECOMマウスアシスタントでのカーソル速度変更はOSのカーソル速度を直に調節しているだけで、ELECOMのマウスだけでなく他社製のマウスをつなげてもカーソル速度が変わってしまいます。もちろんボタン割り当てなども機能も問題なく使用はできますが、OSのカーソル速度を直接いじっている点は少し気に入りませんでした。
ELECOMのマウスしか繋げない方は気にならないと思いますが、筆者の様に使い分けをする方は注意が必要です
ビルドクオリティが微妙
外観チェックで詳しく見ましたが、右側面がテカリのあるプラスチックであること。それから表面の材質が余り触り心地の良くないザラザラした材質という点が少し気になりました。
とにかく重い
このマウスは単三乾電池を2本使用します。そのため電池込みの重さは138g。重量級ゲーミングマウスより更に重くできています。
そのためマウスを持ち上げる動作をするだけで結構手首に力がかかるんですよね。手にフィットするならまだしも、フィット感がそこまで得られないことと、右側面がチープなテカテカプラスチック素材なことと相まって操作性はちょっと微妙かなと。
低感度でマウスを頻繁に持ち上げる方にはオススメできません。
電池持ちが悪い

悪かった点で挙げたような気に入らない点が想像以上にあったので、お試し感覚でこのマウス購入と同時期にLogicoolのM590を購入。
1ヶ月半2つのマウスとも大体同じくらい使用しました。ですが、M590はバッテリー残量100%のままなのに対しこのマウスの電池残量はすでに80%になっていました…orz…。
電池持ちが売りのマウスではないのでそこはそこまで気にしていませんが、電池持ちを気にする方は少し注意が必要でしょう。
センサーの位置がかなり上部にある

センサーマウス底面の中心付近についていることが多いですが、このマウスは底面上部にセンサーが位置しています。
そのため、小さめのマウスパッドを使用するとマウスがはみ出た際にセンサー飛びが起きてしまいます。
大きめのデスクマットとか使えばそれまでなのですが、小さいマウスパッドを使用している方は要注意です。
時々クリックが反応しないことがある
価格コムのレビューにも何件か情報が挙がっていたのですが、時々クリックが反応しないことがありました。
私の個体はそこまで症状は出なかったのですが、人によってはストレスを感じるくらい反応しないこともあるようです。クリックの話題が出たのでついでに書くと、カタログスペックではオムロン社の高耐久スイッチ使用と書かれていますが正直クリック感はかなりチープでクリック音も安っぽい感じがしました。
エレコム製マウスは今までかなり触ってきたのですが、クリック感が安っぽいものが多くLogicoolなどのメーカーに比べて使用感が劣っている気がします。
まとめ
今回は、ELECOM製の多ボタンワイヤレスマウス「M-DC01MBBK」をご紹介しました。
悪い点もそれなりにありますが、ボタン数が多くBluetoothと2.4GHz両対応でこの値段のマウスは高コスパなマウスだと思います。logicool optionsと比肩するくらいのソフトで製品に不具合が少なければ同価格帯を圧倒できるマウスだと感じました。